高額落札されたクラシックカー5選
自動車の誕生は、フランスの二コラ・ジョセフ・キュニョーが蒸気で走る三輪車を生み出した1769年に遡ります。
さまざまな時代を反映するクラシックカー。
車のトレンドは変化しており、若者は数十年前の過去のようにさほど車に興味を持っていませんが、車を愛する人間は未だ多く、車は変化し続けています。
1990年代の車は現代の車と違い、信頼性、安全性、性能、ハンドリング、経済性のどれをとっても劣っており、とてもシンプルな仕組みで構成されていました。それでもなお、依然として愛好家の間で収集品としての価値を高めています。
投資に値する十分な魅力と個性を備えたクラシックカーをご紹介します。
商品名 | 落札額 | 製造年 | オークションハウス | 落札年月日 |
---|---|---|---|---|
メルセデス・ベンツ 300SLR ‘Uhlenhout’ Coupe | 約182億円(1億3500万ユーロ) | 1955年 | RMサザビーズ | 2022年5月 |
No.4153GTのフェラーリ250 GTO | 約76億円(5200万ポンド) | 1963年 | 個人間取引 | 2018年6月 |
1962年式フェラーリ250 GTOシリアルNo.3413GT | 約54億円(4,840万5,000ドル) | 1962年 | サザビーズ | 2018年8月26日 |
1957年式 フェラーリ 335 S スパイダー・スカリエッティ | 約41億5170万円(3207万5200ユーロ) | 1957年 | サロン レトロ モビル | 2016年2月 |
1936年式 ブガッティ タイプ57SC アトランティーク | 約28~37億円(3000万〜4000万ドル※正確な取引額は非公表) | 1936年 | サンタモニカオークションハウス | 2010年5月 |
クラシックカーの定義は、公式の自動車クラブ、自動車愛好家、保険会社、および州のDMVなどそれぞれ、独自の定義を持っています。
年代別クラシックカーの分類
年代 | 分類 | 説明 | 代表的 |
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1918年〜1930年頃 | ヴィンテージカー | 1919年から1930年の間に製造されたもの。生存者」またはオリジナルのメーカー仕様に準拠してレストアされたもの。 | 1919フォードモデルTセダン1924年アストンマーティングランプリ1930キャデラックV-16 |
1975年以前 | アンティークカー | 1975年以前に製造されたもの(45年以上経過)。オリジナルの製造業者の仕様に準拠して復元されたもの。 | 1932年式フォードロードスター1938年フォルクスワーゲンビートル1957年シボレーコルベット |
2000年以前 | クラシックカー | 2000年以前に製造されたもの(製造後20年以上経過)。 | 1978年シボレーカマロZ281972年フォードマスタングマッハ11986シボレーモンテカルロSS |
ギャラリー
Mercedes-Benz 300SLR ‘Uhlenhout’ Coupe
1955年に登場したメルセデス・ベンツ300SLRのなかでも極めて希少。生産台数は9台のうち、クーペはわずか2台。そのうちの1台「300SLRウーレンハウト・クーペ」がRMサザビーズのプライベートオークションで落札。「No.4153GTのフェラーリ250 GTO」の記録を大幅に更新。
No.4153GTのフェラーリ250 GTO
製造翌年のツール・ド・フランスで優勝。その後55年間で事故歴が一切ない記録を持つ。個人間で行われた取引で、購入者は有名なフェラーリコレクターであるアメリカ人実業家のデイビッド・マクニール。
1962年式フェラーリ250 GTOシリアルNo.3413GT
この250GTOのシリアルナンバーは「3413GT」で、250GTOとして3番目に製造された個体。20以上のレースに出場されたと言われ、そのうち優勝は15回、事故は0回。
1957年式 フェラーリ 335 S スパイダー・スカリエッティ
1957年の仏ルマン24時間耐久レースで、英国のレーシングドライバーのマイク・ホーソーン氏が使用した車両。落札者の身元は不明。
1936年式 ブガッティ タイプ57SC アトランティーク
2010年に落札されたが、堂々の5位にランクイン。製造数4台の内、現存しているのが2,3台と言われ、過去の所有者はラルフ・ローレン氏が所有。この車両は、カリフォルニア州オックスナードにあるマリン自動車博物館に保管されているとのこと。
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